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執行とは?




ある行政行為について誰が行政庁となるかは個別的に判断される。
その行政行為をする権限を行政機関に与える旨の法令の規定に明示されている場合もあれば、その法令の解釈によって定まる場合もある。
行政庁の例としては各省庁の大臣長官地方公共団体首長、各種の委員会などがある。
なお、行政機関と同義で行政庁という用語を用いることも多い。
後述の各最高裁判例には、「行政庁の処分」は行政庁の法令に基づく行為の全てを意味するわけではないとする部分があるが、ここでいう「行政庁」は行政機関の意味である。
行政行為(ドイツ語:Verwaltungsakt)の概念は「行政行為の父」と呼ばれるドイツの行政法学者オットー・マイヤーが確立した。
かつての日本の行政法学は行政行為論を中心に展開した[1]
定義

行政行為定義は様々だが、上記のような「行政庁が一方的に特定の国民の具体的な権利義務を決定する」という要素を含む。
まれに行政行為を行政処分という場合もあるが、通常「処分」とは行政事件訴訟法などの争訟法上で用いられる概念である。
しかし両者はほぼ重なる概念でもある。
最高裁判所は「行政庁の処分」(行政事件訴訟特例法1条〈現在の行政事件訴訟法3条2項〉)を、「行政庁の処分とは行政庁の法令に基づく行為のすべてを意味するものではなく、公権力の主体たる国または公共団体が行う行為のうち、その行為によつて、直接国民の権利義務を形成しまたはその範囲を確定することが法律上認められているもの」と定義している(最高裁判決昭和39年10月29日民集18巻8号1809頁)。
また、この判決が先例として引用している最高裁判決(最高裁昭和30年2月24日判決民集9巻2号217頁)では、公権力の主体たる国(日本国中央政府)又は公共団体が行う行為のうち、その行為によって、直接国民の権利義務を形成し又はその範囲を確定することが法律上認められているものを「行政庁の処分」と定義していると考えられる。
行政行為でないもの

前述のように行政行為は「行政庁が一方的に特定の国民の具体的権利義務を決定する」必要がある。
「一方的」とは行政庁が国民との合意なしに取り決めることを意味する。
そのため、行政契約・合同行為は行政行為に含まれない。
行政行為は「具体的」に決定する必要がある。
そのため、行政立法政令省令規則条例など)は、直接国民の権利義務を変動させるものではない(例えば「ウィキペディア日本語版における荒らし行為の規制に関する文部科学省令」で「著作物を、著作権法32条所定の要件を充たさないのに公衆送信可能化する行為を連続する24時間のうちに3回以上行った者は、1年以下の懲役に処する」との規定を置いても、所定の行為を行った者が直ちに刑務所に収容されるわけではない。
同人に刑務所に収容される義務を負わせるには、刑事訴訟法所定の手続を経た裁判所の有罪判決が必要である。)から、やはり行政行為ではない。[2]
そして、特定人の「権利義務」に法的効果を及ぼさない行為も行政行為ではない。
例えば、行政計画や諮問機関の答申などは国民の権利義務に変動をもたらさない内部行為であり、行政行為ではない。行政指導も国民への任意的協力要請であるため行政行為ではない。
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