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過リン酸石灰とは?
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ウィキペディア目次へ過リン酸石灰(かリンさんせっかい)とは、リン酸肥料の一種。過石と略称される。
灰褐色に見える粉末状の物質である。目次
1 歴史
2 成分
3 製法
4 生産量・消費量
5 性質、施肥方法
6 関連項目
1840年、化学肥料の父とも言われるリービッヒが従来肥料として使われていた骨粉に硫酸を作用させると肥料としての能力が増すことに気づく。
なお、骨の主成分はリン酸カルシウム Ca3(PO4)2である。1841年には植物の成長にリンが必須であることを証明している。
ほぼ同時期、イギリスのギルバート (J.H.Gilbert) とローズ (J.B.Lawes) も植物の栽培実験により、土壌中の無機物が植物の生育に欠かせないことを示した。
ローズは肥料の工業化を試み、早くも1843年にはリン鉱石に硫酸に加える肥料工場をロンドン近郊に建設した。
日本国内では1886年に高峰譲吉がローズの設備を再現しようと試み、1888年から量産が始まっている。
過リン酸石灰は純物質ではなく、第一リン酸カルシウム Ca(H2PO4)2·H2O と硫酸カルシウム(石膏) CaSO4 の混合物である。
第一リン酸カルシウムの水に対する溶解度は1.8gである。
肥料として使われる場合は,全リン酸として16~20重量%、後ほど説明する水溶性リン酸を13%以上含んでいなければならない。
硫酸カルシウムは60重量%程度含まれる。
粉末状に粉砕したリン鉱石に硫酸を作用することで製造する。
Ca3(PO4)2 + 2H2SO4 + 2H2O → Ca(H2PO4)2 + 2CaSO4・2H2O
第二次世界大戦以前は、リン酸肥料とは、ほぼ過リン酸石灰を指していた。
しかしながら、その後、尿素リン安、リン硝安などに生産が移行し、過リン酸石灰の生産量は減少している。
以下に2001年現在の総リン酸肥料の生産量を示す。
全世界の生産量は3354万トンであった(以下、国連食糧農業機関の統計資料 FAO Production Yearbook 2002による)。
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