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能動輸送とは?
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目次
1 特徴
2 一次性能動輸送と二次性能動輸送
├2.1 一次性能動輸送
└2.2 二次性能動輸送
3 輸送体の分類
├3.1 ABC輸送体
├3.2 P型ATPアーゼ
├3.3 F型ATPアーゼ
└3.4 V型ATPアーゼ
4 関連項目
通常、膜を隔てた物質の輸送は濃度の高い方から低い方に向かって行われるが(受動拡散)、能動輸送はATPのエネルギーを利用することによって濃度勾配に逆らって物質の輸送を行う。
能動輸送には何らかの輸送体が関与しており、これらは標的となる化合物の化学構造を認識して輸送するため類似の構造を持った化合物によって輸送が阻害されるという特徴がある。
また、低温状態においても輸送阻害が生じる。
能動輸送の輸送速度は飽和現象が認められ、ミカエリス・メンテン式に依存する。
能動輸送はいくつかのパターンに分けられる。- 単輸送(ユニポート)
- 他の物質の輸送と共役せず、その物質のみで輸送されるタイプ。
ATPのエネルギーを必要としない促進拡散とは異なる。
たとえば Ca+ ATPアーゼなど。 - 対向輸送(アンチポート)
- 細胞内と細胞外に存在する分子を互いに交換するタイプ。
たとえば Na+/K+ ATPアーゼ、Na+/H+ 逆輸送系、Na+/抗菌薬逆輸送系など。 - 共輸送(シンポート)
- 濃度勾配に沿ったイオンの移動と濃度勾配に逆らった物質のくみ上げを同時に行うタイプ。
結果としてイオンと物質は同じ方向に動く。
たとえば Na+/アミノ酸共輸送系など。
ATPのエネルギーを直接利用して輸送を行う形式の能動輸送。
Na+/K+ ATPアーゼや H+/K+ ATPアーゼなどのイオン輸送体が挙げられ、P-糖タンパク質も一次輸送体の一種である。
二次性能動輸送は一次性能動輸送により生じたイオンの濃度勾配のエネルギーを利用して物質を輸送する形式である。
二次性能動輸送に関与する輸送のタイプとして共輸送及び対向輸送が挙げられる。
ABC輸送体(ATP結合カセット輸送体、ATP-binding cassette transpoter, ABCトランスポーター)は分子量の小さな物質を通過させる膜タンパク質であり、総称してABCスーパーファミリーとも呼ばれる。
現在までにおよそ250種のABC輸送体が同定されている。
2つの膜貫通ドメインおよび2つのATP結合ドメインを持ち、Walker Aモチーフ及びWalker Bモチーフというアミノ酸配列が生物種を超えてよく保存されている。
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