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細胞内共生説とは?
ウィキペディア目次へ細胞内共生説(さいぼうないきょうせいせつ)とは、1970年マーギュリスが提唱した、真核生物細胞の起源を説明する仮説。ミトコンドリアや葉緑体は細胞内共生した他の細胞(それぞれ好気性細菌、藍藻に近いもの)に由来すると考える。目次
1 概要
2 歴史
3 細胞内共生説を支持する証拠
4 その後の展開
5 参考文献
6 関連項目
マーギュリスが唱えた説の内容は、- 細胞小器官のうち、ミトコンドリア、葉緑体、中心体および鞭毛が細胞本体以外の生物に由来すること。
- 酸素呼吸能力のある細菌が細胞内共生をしてミトコンドリアの起源となったこと。
- スピロヘータが細胞表面に共生したものが鞭毛の起源となり、ここから中心体が生じたこと。
- 藍藻が細胞内共生して葉緑体の起源になったこと
である。
このように、当初の説では鞭毛も共生由来としていたが、これには誤解がある(鞭毛自体にはDNAは見つかっていない)。
しかし、当時はこれだけが特に不自然であるとは思われていなかったようである。
反対説としては中村運の「膜進化説」などがある。
ミトコンドリアや葉緑体などの細胞小器官はその形態などの特徴から共生微生物に由来するものではないかとする考えが古くからあった。
葉緑体については1883年にシンペルが葉緑体が細胞内で分裂によって自立的に増殖することを指摘して、共生体である可能性を示唆した。
1890年にはミトコンドリアについてアルトマンが同様の指摘をしているのも、これに影響を受けてのことらしい。
1909年にコレンスは細胞質遺伝を発見し、これは葉緑体が独自に遺伝子を持つ可能性を示唆するものとなった。
それが正式に確認されたのは1962年、リスによるクラミドモナス葉緑体からのDNA発見による。
ミトコンドリアについては1953年にやはりミトコンドリアに関する細胞質遺伝が発見され、1963年にナス夫妻によってミトコンドリアDNAが確認された。
また、1958年には細胞から取り出したミトコンドリアが独自のタンパク質合成を行えることが示された。
つまり、独自の遺伝子と、それに基づく独自のタンパク質合成機能を持つことが示されたのである。
これは、ほぼ独自の生物である、と言うことを意味する。
1927年にはウォリンがミトコンドリアが細胞外でも分裂するなどと述べてそれがバクテリアに似ていることを主張したが、これは事実誤認による先走りだった。
しかしながら、上記のような研究や知識の集積から、共生説は次第に認められる方向に動いた。
まず、細胞内の共生という現象はさほど特殊なものではない。
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