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硬骨魚とは?




硬骨魚類(こうこつぎょるい)は、現在大きく2種類の定義で用いられる、脊椎動物の中のグループである。
 A : 古典的には、階層分類における"魚類"の分類群(タクソン)のひとつで、一般的には便宜上こちらを指すことが多い。
 B : 近年の系統学や分岐分類学的立場からすると、硬骨魚類(Osteichthyes)はある単系統群(クレード)に与えられた名称であり、哺乳類のような動物もすべて硬骨魚類に含まれる。
こうした定義上の混乱は、生物学における分類体系が常に更新されたり、用途や思想・学説によって最適な体系が異なるために頻繁に生じるものである。
特に近年は分子系統学や分岐分類の躍進が著しく、形態のみに基づいた伝統的な分類体系が次々に更新されているが、一般には広まりにくく、また伝統的な分類の方が直感的で理解しやすいため、便宜上どちらの分類体系も用いられているのが現状である。
詳細は「生物の分類」を参照

目次


1 特徴
2 A, 伝統的分類に基づく硬骨魚類
2.1 分類概略
2.2 分類樹
3 B, 分岐分類に基づく硬骨魚類
3.1 系統樹
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク

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特徴

サメエイ(板鰓亜綱)、ギンザメ(前頭亜綱)など、骨格がすべて軟骨でできている軟骨魚類に対して、硬骨魚類の多くは、骨格の大部分が、硬骨と呼ばれる硬い骨からなる(ただし、チョウザメ類のように、軟骨の割合が大きいものもいる)。
硬骨には、軟骨の骨化した軟骨性硬骨、結合組織や外皮に由来する膜骨などがある。
骨格のほかにも、硬骨魚類は、楯鱗をもたない、やそこから派生した浮き袋をもつといった特徴によっても、軟骨魚類から区別される。
肺を獲得した初期の硬骨魚類の祖先は淡水棲であったとみられ、海棲の硬骨魚類はここから二次的に海洋に進出したものである。

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A, 伝統的分類に基づく硬骨魚類

軟骨魚類・硬骨魚類は、古くは魚綱の下位の軟骨魚亜綱・硬骨魚亜綱としたが、今では魚類を魚上綱として、軟骨魚綱と硬骨魚綱の2綱に分けることが多い。
なお魚類に無顎類ヤツメウナギヌタウナギ等)を含めるかどうかは、研究者によって意見が分かれる。
生物の進化上は、硬骨魚類は軟骨魚類から、軟骨魚類は無顎類から分岐した。
また、両生綱、爬虫綱、鳥綱、哺乳綱は、硬骨魚類から分岐した。
下図参照。
 ┏ 無顎類 (A)
脊椎動物┫ ┏ 軟骨魚類 (B)
┗ 顎口類┫ ┏ 条鰭魚類 (C)
┗ 硬骨魚類┫ ┏ 肺魚類 (D)
┗ 肉鰭魚類┫
┗ 四肢動物━ (両生類,爬虫類,鳥類,哺乳類)

すなわち硬骨魚類は(C)+(D)のグループであり側系統群(単系統群から一部の群を除いたグループ)のため、この場合分岐分類学の立場では(無脊椎動物爬虫類などと同様)生物分類の単位とはされないはずである(後述)
ただし実用性の観点から、硬骨魚類の分類名は現在も広く使用されている。
しかし分岐分類においても"硬骨魚類(Osteichthyes)"の名称は定義を変えて使用されており、伝統的な分類体系と混同され混乱を招くことも多い。
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