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朝鮮語の音韻とは?


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 놓고 /noko/ (置いて)

鼻音化

漢字語において、終声 /n/ の直後で 流音 /r/ が /n/ で現れる場合がある。
終声 /n/ と初声 /r/ の間に形態素の境界がある場合に /r/ が /n/ に交替する。
ただし、北の標準語の発音では、/r/ はそのまま維持される。
 생산량 /sɛŋsannjaŋ/ (生産量) ― 北の標準語 /sɛŋsanrjaŋ/

口蓋音化

語幹末音に /d/ を持つ語幹の直後に /i/ あるいは /hi/ で始まる接尾辞・語尾が付くとき、/d/ と /i/ あるいは /hi/ が組み合わさり /ji/ あるいは /ci/ と現れる現象。
正書法上では終声字「ㄷ,ㅌ」の直後に「이,히」が書かれて /ji/(지),/ci/(치) と発音される。
 미닫이 /midaji/ (引き戸)
 같이 /gaci/ (同じく)
 닫힌다 /dacinda/ (閉じられる)
 핥인다 /harcinda/ (なめられる)
音素交替と正書法

朝鮮語の正書法では、同一の形態素は常に同一につづるという原則にのっとって定められている(形態主義)。
従って、上記のようなさまざまな音素交替があっても発音の通りにつづらない。
詳細は朝鮮語の正書法形態主義を参照のこと。

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母音調和

朝鮮語はかつてかなりはっきりした母音調和を有していた。中期朝鮮語では母音は陽母音 /a,o,ʌ/ と陰母音 /ə,u,ɯ/ それに中性母音 /i/ の3グループに区分され、原則的に同一単語内部では同一グループの母音のみが用いられた。
ただし、中性母音は陽母音・陰母音いずれの母音とも同時に現れえた。
陽母音/a/ ㅏ/o/ ㅗ/ʌ/ ㆍ
陰母音/ə/ ㅓ/u/ ㅜ/ɯ/ ㅡ
中性母音/i/ ㅣ

 /sasʌm/ (鹿)― 陽母音
 /ərgur/ (姿)― 陰母音
中期朝鮮語における母音調和は形態素内のみにとどまらずその形態素に付属する語尾類にまで及んだ。
例えば「…は」の意の助詞は /nʌn/~/nɯn/ のように、陽母音形と陰母音形があり、語幹が陽母音から成るのか陰母音から成るのかによって使い分けられた。
 /nanʌn/ (我は)― 陽母音
 /nənɯn/ (汝は)― 陰母音
現代朝鮮語において母音調和はほとんど崩壊しており、いくつかの点において化石化してその痕跡を留めているに過ぎない。
1つは用言の活用形における、/a/~/ɔ/(「第III語基」、「連用形」などと呼ばれる形)である。
陽母音語幹は陽母音の /a/ をとり、陰母音語幹は陰母音の /ɔ/ をとる。
しかしながら、話し言葉の場合、子音語幹用言においては陽母音語幹の後ろでも /ɔ/ が現れる。
 /bada/ 받아 (もらって) cf. /badɔ/ 받어 〔話し言葉〕
 /mɔgɔ/ 먹어 (食べて)
一部の用言は母音の陰陽の違いによるペアを持つ。
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