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朝鮮語の音韻とは?
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| 単語 | 原音(北の標準語) | 南の標準語 |
|---|
| 臨時 | /rimsi/ (림시) | /imsi/ (임시) |
| 勞動 | /rodoŋ/ (로동) | /nodoŋ/ (노동) |
| 女子 | /nyɔja/ (녀자) | /yɔja/(여자) |
しかしながら、外来語の発音にせよ北における漢字語の発音にせよ、語頭の /r/ はもともと朝鮮語にはなかったものである。
それゆえ、特に老年層においては外来語や漢字語の語頭の /r/ をしばしば脱落させたり /n/ で発音する。
・라이터 /naitɔː/ (ライター)
日本語の場合、例えば「雨」(高・低)と「飴」(低・高)のように、ピッチ(音の高低)の違いによって単語の意味を区別しうるが、朝鮮語の標準語はピッチによって単語の意味を区別することがない。
しかしながら、朝鮮語の発話においてピッチは無秩序に現れるのではなく、自然な音の高低の流れが存在し、そのパターンから外れる発話は朝鮮語話者にとって不自然な発話に感じられる。
ソウル方言の場合、連続して発音される単位において、第2音節が最も高く発音され、それ以降の音節は徐々に降り調子で発音される。
第1音節は初声が激音、濃音あるいは /s/ の場合は第2音節と同程度の高さで発音され、それ以外の子音の場合あるいは母音で始まる場合には第2音節よりやや低く発音される。
なお、東南方言と東北方言には高低アクセントの体系があり、ピッチによって単語の意味を区別しうる。
朝鮮語の音節は母音を中核として形作られる。
母音は半母音と単母音の結合(上昇二重母音)でありえ、母音の前には音節頭子音(初声)が1つ立つことができる。
朝鮮語の音節は母音で終わる音節(開音節)以外に子音で終わる音節(閉音節)がありえ、母音の後ろには音節末子音(終声)が1つ立つことができる。
従って、朝鮮語の音節構造で最も複雑なものは「子音+半母音+母音+子音」という構造である。
| 音節の構造 | 例 |
|---|
| 開音節 | 母音 | /i/ 이 [i] (歯) |
|---|
| 半母音+母音 | /yo/ 요 [jo] (敷布団) |
| 子音+母音 | /so/ 소 [so] (牛) |
| 子音+半母音+母音 | /hyɔ/ 혀 [hjɔ] (舌) |
| 閉音節 | 母音+子音 | /an/ 안 [an] (中) |
|---|
| 半母音+母音+子音 | /waŋ/ 왕 [waŋ] (王) |
| 子音+母音+子音 | /gir/ 길 [kil] (道) |
| 子音+半母音+母音+子音 | /gwaŋ/ 광 [kwaŋ] (光沢) |
朝鮮語は音素交替の種類が多く、以下のような交替がある。
音韻論的な交替とは、音素が置かれる音的な環境により、当該の音素が別の音素に入れ替わる現象をいう。
朝鮮語では子音についてこの現象が見られる。
子音音素は配列上の制約があるため、音の並びによっては許されない子音配列がある。
そのような場合、当該の子音音素は別の子音音素に交替する。 平音の濃音化
平音 /b,d,s,j,g/ は音節末の阻害音 /b,d,g/ の直後に来えない。
その場合、当該の平音はそれぞれ濃音 /β,δ,σ,ζ,γ/ に交替する。
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