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方言とは?


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同一の言語が分岐して、発音文法語彙などの地域間の差異が見られる場合に、それぞれの地域で使われる言語体系を指す。
また、より狭く、同一言語内での標準語共通語に対立するものを指すこともある。

目次


1 方言と言語の関係
1.1 各国での方言の実例
2 近代(国民)国家と標準語政策
2.1 日本の方言政策
2.2 フランスの方言政策
2.3 イタリアの方言政策
3 標準語と方言
4 生物の名
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク

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方言と言語の関係

日本においては、既に820年頃成立の『東大寺諷誦文稿』には「此当国方言、毛人方言、飛騨方言、東国方言」という記述が見え、これが国内文献で用いられた「方言」という語の最古例とされる。
当時、既に方言という概念が存在していたことを物語っている。
言語は変化しやすいものなので、地域ごと、話者の集団ごとに必然的に多様化していく傾向があり、発音や語彙、文法に相違が生じる。
そのために、差異の程度が別の言語までには広がっておらず同じ言語の変種と認められるものの、部分的に他の地域の言葉と異なった特徴を持つようになったものを方言と呼ぶ。
また、同一地域内にあっても、社会階層やエスニック・グループの違いなどによって異なる変種も方言と呼ばれることがある[1]
なお、方言同士が時を経てそれぞれ異なる方向に変化し、やがては意思の疎通ができなくなるが、このような過程のある段階で各々の方言は別言語だと看做されるようになる。
同じ語族に属する言語とは、理論上、そもそも同じ言語(祖語)の方言がさらに変化して別言語に枝分かれしたものである。
一般的な感覚ではしばしば「お互いに意思の疎通が可能」であることが方言か別言語かの基準とされるが、言語学的には「同語族・同語派・同語群の同系統の別の言語」と「同一言語の中の方言」を区別する明確な基準はなく、言語と方言の違いは曖昧である。
中には、隣接する地域同士ではそれぞれ意思疎通が可能でも、数地域隔たると全く意思疎通ができなくなる場合もある。
国境の有無や、友好国同士か敵対国同士かというような政治的・歴史的な条件、正書法の有無・差異などを根拠に両者の区別が議論されることもあり、例外は多々存在する。
そのため、「世界にいくつの言語が存在するか」という質問への明確な答も存在しない。
「言語」と「方言」に境界線を引くための指標としてしばしば引用される警句に「言語とは、陸軍海軍を持つ方言のことである」(イディッシュ語: "אַ שפּראַך איז אַ דיאַלעקט מיט אַן אַרמיי און פֿלאָט" "a shprakh iz a dialekt mit an armey un flot", 英語: ⇒『A language is a dialect with an army and navy』)というものがある。
これは、自分たちが話す言葉がはたして「方言」であるか、それとも独立した「言語」であるかについての認識には、その言葉を使う共同体が独立国家を持つか否かといった政治的・軍事的要因に左右される面があることを示す。
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