意識障害の解説頁です。 Weblio辞書辞典>辞書・百科事典>意識障害>意識障害の2ページ目

意識障害とは?




目次


1 意識障害のメカニズム
2 意識障害のマネジメント
3 カーペンターの分類
4 評価基準
4.1 定性的な尺度
4.2 定量的な尺度
5 特殊な意識障害
6 注意すべき意識障害
7 脚注
8 参考文献
9 関連項目

ウィキペディア目次へ
意識障害のメカニズム

現在、意識とは何かという問いかけに対して明確な解答は得られていない。
古くから哲学の分野で様々な研究がなされているが大きな謎のままである。
いわゆる精神病といわれる分野を除き、意識障害を起こすメカニズムとしては意識の構成のうち覚醒(清明度)と認知(質的、内容)の障害の2種類に関してはよく研究されている。
覚醒の主座は脳幹網様体調節系にあるとされている。
これは脳幹にある上行性網様体賦活系と視床下部調節系からなると考えられている。
上行性網様体賦活系にはあらゆる感覚刺激に対しての入力が存在する。
即ち、痛み刺激や呼びかけ刺激は上行性網様体賦活系を介して、覚醒度をあげると考えられている。
もうひとつ認知に関しては大脳皮質全体に存在すると言われている。
基本的に意識障害がある場合はこのどちらか、あるいは両方が障害されていると考えられる。
但し、脳自体に器質性の疾患がなくとも全身性疾患ならば両方を障害することは可能である。
即ち、基本的に意識障害の人間を見た場合は脳幹、大脳皮質、全身性疾患の3つを考えればよい。

ウィキペディア目次へ
意識障害のマネジメント

意識障害の患者をみたとき、最も重要なのは診断をすることではなく、救命することである。
これはBLSACLSを参照すればよい。
気をつけるべきことは低血糖の否定を必ず行うことである。
低血糖の検査は瞬時に実施でき、治療(意識障害下ではブドウ糖液の経静脈投与)によりすばやい回復が期待でき、また適切に治療しなければ死に至る危険性があるからである。
低血糖発作でも眼球偏位や片麻痺を起こすことはあり、誤った治療を行う恐れがある。
またヒステリーによるものも否定した方が良い。
ヒステリーによるものは患者の様子から診断するべきだが、迷った時はarm drop testを行う。
手を落とすと顔にぶつかるような位置でこのテストを行うとヒステリーの患者は無意識に顔を避けるように落下させることが多い。
また病歴も診断の助けとなる。
薬瓶が手元に落ちていたら過量服薬を疑う。
これら基本的な情報収集とBLSといった救命措置ができたのなら、次に考えるのは脳幹障害があるかである。
これは脳幹には呼吸中枢があるため、脳幹障害があると呼吸できない即ち、気管挿管の必要があるからである。
脳幹障害を判断するには眼球頭反射などを用いるとよい。
これは人形の目徴候ともいわれるものである。
首を横に振っても眼球が一点を注視せず頭部が振り向いた方向を注視する場合(眼球頭反射陰性)は、脳幹障害と考える、これは脳死の判定基準にも含まれている。
注意するべきことは脳幹障害は身体診察で判定するべきであり、CTMRIといった画像診断で判定してはいけない。
CTで脳幹部の圧迫や出血がみられていても、眼球頭反射などがみられ脳幹機能が保たれていれば、その時点では脳幹障害は存在しない。
気管挿管の必要性を判断したら、テント上病変(認知障害)かテント下病変(覚醒障害)か、あるいは全身性病変かの診断となる。
外傷の検査も同様に行うことも重要である。
注目の情報

ページ(2/7)
≪前ページ | 次ページ

ページTOP▲
「意識障害」の1ページ目
Weblio辞書辞典
「意識障害」の記述に関する著作権




ランダム表示|登録辞書一覧
Weblio辞書辞典

お気に入りに登録
友達にも教える
「意識障害」の記述に関するお問合せ

Weblio辞書辞典|ヘルプ|お問合せ
©2012Weblio