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待ったとは?
ウィキペディア目次へ待った(まった)とは、勝負事において、相手の行動に対して満足な状況でないことによりやり直しを要求する状態である。
相撲用語では、やむを得ない理由で勝負開始前、あるいは途中で止める際のかけ声であり、またその止める行為そのものを意味する。
囲碁や将棋では相手の次の手を見て、それが自分が困る手の場合にもう一度前回の自分の手まで戻って指し直しをすることを求める場合に「待った」という。
これは正式にはルール違反である。
転じて重要なイベントなどで横やりが入って中断するのを「待ったがかかった」と言ったり、切羽詰っていることを「…まで待ったなし」と表現する例がある。
スポーツなどで、相手に優勝がかかる試合などで勝利した場合にも「待ったをかけた」という表現がされることがある。目次
1 相撲
├1.1 立ち会いの待ったについて
├1.2 大相撲「待った」の由来
└1.3 エピソード
2 囲碁・将棋等の場合
相撲の場合、勝負開始前のものとしては力士が立合いで息が合わず勝負開始が成立しない場合に生じる。
力士自身が身振り手振りで待ったを示す場合と、手つき不十分で行司が待ったをかける場合があり後者は「行司待った」と呼ばれる。
取組中では、廻しが緩んだり力士が出血をした場合、行事の判断で待ったをかけることがある。
通常前者を「廻し待った」と呼ぶ。
また、勝負が長時間に及び、力士の動きがなくなった際にも待ったがかかる。
この場合は水入りという。
本来は相撲の立合いには時間制限がなかったから、互いの息が合うまでは待ったをしてよかったが、現在の大相撲においては制限時間が設けられている。
そのため、逆に制限時間内で始めようとしない風潮が広まってしまった(立合いの項も参照)。
したがって、現在では時間前に片方の力士が突っ掛けて「待った」となる場合も存在するが、普通に「待った」として取り上げられるのは、制限時間以降のことである。
大相撲では制限時間一杯になると行司が「待ったなし!」「待ったありません!」と声を掛ける。
それ以降は、原則としては立つ(相撲を始める)必要があるから、特別な理由で待ったをする場合、はっきりとした意思表示が必要である。
普通は待ったをする力士が前に片手をあげることで意思表示し、行司がこれを認めて相撲を止めることで成立する。
時に待ったをしたつもりで相撲を止めたが行司が立合い成立を認め、そのため相手に一方的に押し出され、負けとなる例がある。
制限時間に立てない理由は様々であるが、よく言われるのは制限時間内で見合う際に呼吸を合わせることをしない、という点である。
まだ立たなくてよい、とおざなりに見合っていては、本番時にうまく息が合わない、いつでも立つつもりで見合うべきだと言われる。
昭和の大横綱・双葉山や大鵬などは、1回目の仕切りから立てるように仕切っていたと言われ、実際に奇襲のつもりで時間前に仕掛けてきた力士(双葉山に対する龍王山、大鵬に対する大雪)を一蹴したことがある。
これとは別に、相手の気勢を削ぐために待ったをする場合がある。
待ったの起源(「大相撲「待った」の由来」の項参照)がこれであるとも言われているが、評判の良い作戦とは言えない。
待ったが増えた場合には、そのような立合いの真剣さが問われたこともあった。
その待ったを減らすため、当時の二子山理事長(元横綱・初代若乃花)の「鶴の一声」で、1991年9月場所から仕切りの制限時間(幕内4分・十両3分)を過ぎてから、故意の待ったをした場合は、幕内・十両力士に対して、制裁金(当初は罰金、幕内10万円・十両5万円)が科せられていた。
しかし、その後現役力士らの不満の声が大きく広がった事も有り、7年後の1998年9月場所限りで「待った制裁金」制度は廃止された。
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