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平住専安とは?




』や『源氏物語』の記述に熱心である事、仏教の記述が多い事、仏教、神教、儒教の三教いずれにも偏らない啓蒙書としての立場をとっている事があげられる。
のちに本書を典拠として、建部綾足が『本朝水滸伝』を著すなど江戸時代中、後期の著述家に大きな影響を与えた。
また本書は、『太平記』ブームにあやかった通俗史書ではあるが、そこに描かれる世界は、講釈、浄瑠璃、歌舞伎、小説などに多くの題材を提供し、歌舞伎鑑賞や読本を行う上での下地となる歴史教養を、当時の江戸の人々にもたらしたものである。
 
 正徳5年(1715年)刊、総目録+二十一巻二十二冊。
「建春山人、橘墩」名義。
 日本古戦記』(にほんこせんき)
 軍書。
 
 正徳年間刊、二巻二冊。
「建春山人」名義。
 唐土訓蒙圖彙』(もろこしきんもうずい)[3]
 中国(唐土)の知識を数多く取り入れた江戸時代中期の絵入りの百科事典。
 本書は、平住専安が書き上げた解説文に、大坂生まれの絵手本画家で浮世絵師である橘守国(延宝7年(1679年)-寛延元年10月(1748年))が挿絵を入れて、平易な百科辞典としての体裁をとっている。
「訓蒙」とは啓蒙する事、「圖彙」とは絵入りであることを意味する。
したがって学問の初心者、婦女子などに向けて広く学問を奨励しようと著された書である。
実際、当時のベストセラーであったようで、何度も版を重ねている。
 
 享保3年(1718年)刊、序目+十四巻十五冊。
「平住周道」名義。
 享保4年(1719年)刊、序目+十四巻十五冊。
「平住専庵」名義。
 袖珍医方大成』(しゅうちんいほうたいせい)
 医学書
 
 享保5年(1720年)刊、一巻一冊。
「平住専庵」名義。
 『南方草木状』(なんぽうそうもくじょう)[4]
 本草(薬草)の書。
 本書は、晋・嵆含(けいがん)が著した中国最古の植物誌を訓点した書。
 
 享保11年(1726年)刊、三巻三冊。
「平住専安」 名義。
 『産科俗訓』(さんかぞくくん)
 医学書。
 本書は、妊婦とその家の者に対して、産前・出産・産後・新生児についての心得を箇条書に示した家庭医学書。
 
 享保17年(1732年)刊、二巻二冊。
「平住専菴」名義。
 袖珍本草雋』(しゅうちんほんそうせん)[5]
 本草(薬草)の書。
 本書は、専安の没後遺書として著された本草のガイドブック(袖珍=袖に入るほどの小型のもの)。
本草家の松岡玄達が手を加え、全体を整理し使いやすくなっている。
 
 宝暦5年(1755年)刊、二合綴。
「平住専庵」名義。
 『小学句読拙解』(しょうがくくとうせっかい)
 朱子学の書。
 
 刊年不詳、八巻八冊。
 『周易本義拙解』(しゅうえきほんぎせっかい)
 占い(周易)の書。
 
 刊年不詳、十二巻十二冊。
「平住専庵」名義。
 『易学啓蒙索驥編』(えきがくけいもうさくきへん)
 占い(周易)の書。
 
 刊年不詳、四巻四冊。
「平住専庵」名義。
 『星学要知』(せいがくようち)
 占い(周易)の書。
 
 
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