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国鉄クラ9000形貨車とは?
ウィキペディア目次へ国鉄クラ9000形貨車(こくてつクラ9000がたかしゃ)は、1974年(昭和49年)に郡山工場で1両が試作された、日本国有鉄道(国鉄)の低床式ピギーバック輸送用車運車である。
この項目では、この車両を改造して製作したチサ9000形についても述べる。目次
1 背景
2 製作と実験
3 チサ9000形
4 参考文献
5 外部リンク
道路と鉄道を一貫して貨物輸送を行うために、当時次第に普及しつつあったコンテナに続いて、トラックをそのまま貨車に搭載して走るピギーバック輸送の導入が検討された。車両限界の関係から、通常の貨車にトラックをそのまま積載して走ることは日本では不可能で、このことからまずトラックのタイヤを台枠内側の収納部に格納して高さを下げるカンガルー方式ピギーバックの車両が1967年(昭和42年)にクサ9000形として1両試作された。
これに続いて、貨車の台枠をできるだけ下げた低床式のピギーバック輸送について検討が行われ、そのための小径車輪装備台車の試験を行うために製作されたのがクラ9000形である。
台車の試験用の車両であるため、車運車に区分されてはいるが実際には1台の自動車も積載することはできない構造であった。
超低床車両を実現するために、まず半径の小さな車輪を装備した台車を開発した。
車輪径は350 ミリと、通常の日本の鉄道車両でよく用いられている860 ミリに比べて半分以下のものとなっている。
また、小さすぎる車輪では分岐器通過に際してうまく案内ができないため、三軸台車を採用している。軸重は6 トンである。
三軸台車は、一軸台車を3つ並べてその間を連結したような構造で、上下に撓むことができるようになっており、これにより軌道への追従がよく三軸台車で95 km/hを実現できる。
ボルスターなしで側受けにより車体を支えて、台車高さは400 ミリ程度となっている。踏面ブレーキではブレーキ力が不足するために、車輪両側面を制動するディスクブレーキで、また台車に基礎ブレーキ装置を装荷するスペースがないため車輪ごとにブレーキシリンダーが取り付けられている。
まず1971年(昭和46年)度にトーションバーとコイルばねの併用式のばね装置のTR900形台車を日本車輌製造で、重ね板ばねのTR901形台車を日立製作所でそれぞれ1つずつ製作して試験を行った。
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