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トレーサビリティ_(流通)とは?
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ウィキペディア目次へトレーサビリティ(英: traceability)は、物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態をいう。
日本語では追跡可能性(ついせきかのうせい)とも言われる。
日本ではBSE問題から牛肉に、事故米穀問題から米・米加工品にトレーサビリティが義務化された。
しかし、事故麦問題が起きている麦に対してはまだ義務化されていない。目次
1 概要
└1.1 例
2 歴史的な流れ
├2.1 BSE問題とトレーサビリティ
└2.2 牛肉トレーサビリティ以後のEUの動向
3 関連項目
4 外部リンク
トレーサビリティとは、対象とする物品(とその部品や原材料)の流通履歴を確認できることである。
そしてトレーサビリティには、トレースバックと、トレースフォワードがある。
前者は物品の流通履歴の時系列にさかのぼって記録をたどる方向で、後者は時間経過に沿っていく方向である。- 対象とする物品に対して関心を示した人間(代表例は消費者)が、その物品の履歴をさかのぼって、物品の生産履歴を見ることは、トレーサビリティ(トレースバック)によってもたらされる。
- 対象とする物品に問題が発見された時、その物品が販売された特定顧客に対してピンポイントで商品の回収を行うことは、トレーサビリティ(トレースフォワード)によってもたらされる。
トレーサビリティは、対象となる物品を、観測しうる物理量によって定量的に記述された記録によって構築される。
物理量とは、時刻、重量、名称、物品に添付意された記号(バーコードなど)等々によって記述される。
物理量の計測結果が一定でなかったり、添付された記号などが故意・過失によって紛失等することは、物流におけるトレーサビリティの避けて通れない点である。
したがって、トレーサビリティを構築する人間のモラルが、トレーサビリティの信頼の根源である。
ただ、日本語で単に「トレーサビリティ」という場合には、一般に工業製品や食料品など、市場を流通する様々な商品に関連して、これら物品が遣り取りされ、最終的に販売されるところまでなどを指す傾向が強い。
この場合では、農業や漁業といった食品産業における第一次産業や製造業など第二次産業から商業活動など第三次産業までにおけるトレーサビリティに限定されている。
また、物理量の記述の蓄積がトレーサビリティの構築の必要要件であるため、無形財を対象としたトレーサビリティは不可能である。
20世紀末頃より、遺伝子組み換え作物の登場や、有機農産物の人気の高まり、食品アレルギーやBSE問題、偽装表示、産地偽装問題などの発生に伴って、食品の安全性や、消費者の選択権に対する関心が高まっており、特に食品分野でのトレーサビリティが注目されている。
なお日本では消費者や量販店のメリットが注目を集めるが、EUでは食の安全を築くために必要なシステムとして、販売業者だけではなく生産者や輸送業者など、流通全体を含めた社会的システムとして考えられている。
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